湯倉温泉共同浴場

朝霧が微睡む先にポツンとそれは在った。夢のような風景の中、人々は扉を開けて沈んでいく。浴槽の淵でボーっと、帰還の旅に出るのだ。窓の外は勢いよく廃湯が流れ、二股ラジウムの様なドーム状の析出物が形成されている。夢のような湯巡り。