東鳴子温泉 高友旅館

マイホームグラウンド。湯源郷へカムバック。なんと…今日の宿泊客は私1人で全てのお風呂が貸切という…こんな経験は初めてだ。豪華すぎる…しかしコロナの影響か心配な気持ちも反面、贅沢に堪能した。いつも女性専用になっているラムネ湯にいざ行かん!!と浴場の扉を開けた瞬間、僕の肉体と精神は目の前の光景を静視していた。
…っ!?此処は時間が止まっているのかっ!?湯の表面には静止しているかの如く無数の玉が鎮座していた。こんな光景は初めてだった。ただただそれをずっと眺めて居たかったが、恐る恐る入湯。っくっ?!縛られた!!!なんというビシバシ系の温度だ!そっと掬って臭いを嗅ぐ。っっっ!?!?思わず咽せる!これは強烈な炭酸泉だ!ラムネ湯の正体は高濃度炭酸泉か!!しかしこの高温でこの炭酸量…普通は気化していくはずだが…なぜこんなに高濃度なのか。。はっ!!その答えに気付いた時、僕は宇宙に放り出された。静止しているかのような湯面…これは表面にアブラ膜が幕張されているのではないか!?そこにポコポコと飽和した炭酸泡が表面に浮き出るものの、大半が中に閉じ込められている状態なのでは!?これは札幌味噌ラーメンと同じ手法だ!!湯気が無いからレンゲでスープを口に注ぐと火傷必須のアレだ!!分厚いラードで旨みと熱を閉じ込める事で織りなす芸術。これは奇跡的な光景に出会ったと思う。貸切だから、1番風呂だから出会える光景。余程のマニアでも出会えない映像を残しておこう…。ラムネ湯だけで今回は記事を終えるが、他の湯もヤバイのです。生涯3本の指に入る名湯也。一夜にして12回もパンツを脱ぐのは前にも後にも此処だけである。