塩の湯温泉 ふれあい館

まさにスラッジ。休憩所の至る所に肢体が転がっており、此の世の終焉を彷彿とさせる光景が広がっている。その原因を探るべく浴槽に近づくと、見た事ない色の湯が張られていた。ドブ色というのか…イカの塩辛液みたいな色だ。勇気を出して匂いを嗅ぐと、これは…アブラ臭と時間差で迫りくる有機物系の臭いっ!肥料のような肥溜のような…あれ?湯から出れないっ!!縛り系温泉かっ!?気づけばダウナーと化していた。しかし勢いよく垂れ流し続ける液体…此処はダウナーヒューマン製造所。思い返せば転がっていた肢体の顔は頬悦の表情で満たされていたとある夏の昼下がりのお話。