Stoner Onsen
at.T-waveの締め湯となった。旅館に入るや否やモワッとした熱気が感じられ、建物全体を覆っており異様な雰囲気だ。至る所に年季が入っており、鄙びた様子はもはや改修という文字も浮かんでこない朽ち果ててなんぼ、全ツッパな姿勢が感じられる源泉第一主義。浴室は更に鄙びた空間が広がっており、壁が剥がれ落ち、奇妙な象の湯口から湯が絶えず注がれている。一般受けはしないが、本物の湯に出会える貴重な場所である。湯はエメラルド色の硫黄泉、45.5度くらいか、身体が縛られる。上がって冷水を被り、また入る。これだけで良いのだ。身体の底からエネルギーが沸いてくるような、正に湯力を感じられるホンモノ。未来永劫続きますように。
